ストックイラストにデッサンは必要か?
皆さんこんにちは‼
日本はまだ新型コロナウィルスが広がっていて大変なようですね。
ここサンパウロはだいぶ落ち着いてきた感じがあり、
まだ油断はできなものの、
だいぶ日常生活が戻ってきた感じがします。
日本も早く日常を取り戻せるといいですね!
ストックイラストにデッサンは必要か?
さて今回は、
「ストックイラストにデッサンは必要か?」
ということをテーマに書いていきたいと思います。
ストックイラストに限らず、
漫画やボタニカルアートでもしばしば議論されることですよね?
筆者は一応はるか昔の学生時代に、
美術コースのある学校に通っており、
デッサンやレタリング、カラーチャートなど
一通りのことは学んでいました。
だから言えることかもしれませんが…。
結論から言うと、
「ストックイラストにデッサンは必須ではないけど助けになる」
といった感じでしょうか?
ストックイラストにおけるデッサンのメリット
- 目の前にあるものを観察して描く力がつく
デッサンは基本的には
目の前にあるものを鉛筆なりクロッキーなりで、
忠実に再現できるようにするのが目的です。
人間はどうしても自分の頭の中にあるイメージで
描いてしまいがちです。
だけど、
人間の記憶というのは意外にあいまいで、
リンゴを描こうとしても、
赤くて丸くて…。
下のイラストの左のような感じになってしまいます。
※下記イラスト参照
そこで写真や実物を観察しながら描いていくと、
りんごというのは実際には完全な球形ではなく、
楕円形に近いことや、
ちょっと緑の部分があることや、
つやのある質感などがわかると思います。
そこを意識して描くと下のイラストの、
右のような感じに描くことができます。
デッサンというのはこういった観察して描く力を
養ってくれます。
私が美術コースのある学校で学んでいたころ、
当時の講師の先生が口が酸っぱくなるほど言っていたのが、
「10回見て1回かけ‼」
ということでした。
- 頭の中のイメージを再現する力がつく
上記のことに慣れてくると、
頭の中のイメージを忠実に再現して描く、
ということができるようになります。
- 思った通りの線を描くことができるようになる
デッサンというのは何度も描いては消しながら、
線の強弱や濃淡などをコントロールしながら描いていくので、
次第に自分の思った通りの線を描くことができるようになってきます。
- ものの形を面でとらえることができるようになる
ものの形を面でとらえるということができるようになるので、
ストックイラストの中でも、
イラストレーターなどのドロー系ソフトを使っている人でも、
円ツールを使うのか長方形ツールを使うのかの判断がしやすくなると思います。
- ラフを描きやすくなる
こういったドロー系のソフトを使っている人でも、
最初にラフを描くことが多いと思いますが、
その時にも思った通りの線が引けるということが、
活かされると思います。
いかがでしたか?
このようにストックイラストに限らず、
イラスト全般に言えることですが、
デッサンを身に着けるメリットはあるように思います。
「漫画などのデフォルメされたイラストでも、
ある程度のデッサン力がないとダメ。」
と上記の美術コースの先生は言っていました。
機会があれば、
ぜひデッサンにチャレンジしてみてくださいね(^^)
私がイラストを投稿しているサイトは以下の通りです。
- Adobestock
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